インターネットはオワコンだと言う人がいる(オワコンとはコンテンツのことを指す言葉で、ネットはインフラなのでこの表現自体は間違えているが)。
育毛専門のWEBライターをやってきたが「インターネットは限界にきている」と、確かに感じる。
そう偉そうに言ってみたが、結局この記事もネットに投稿しているという間抜けさ。
インターネットが機能していない
インターネットは便利だ。インターネットは親切だ。インターネットは素晴らしい。インターネットは何にでも答えてくれる。インターネット万歳!!
と、ここまで思っている人はいないだろうが、多かれ少なかれこの宗教じみた考え方は、僕たちの日常に浸透している。そんなわけないと思うかもしれないが、そうなのだ。
グーグル検索数の異常な伸び
グーグルの検索機能を使わない日があるだろうか。
気になることはスマホで簡単に調べられる。
この図は、グーグルの年間検索数の推移である。
すさまじい勢いで増えている。0が多すぎてもはやよく分からないが、最新の2016年のデータが2兆回である。1秒間に直すと6万3千回だという。
これだけの伸び率だと、今年(2018年)は3兆回を超えるかもしれない。
「そんだけ使われてるなら、ネットまだまだ大丈夫じゃん!」と思った人はグーグルに就職してください。このデータにヤバさしか感じないのは僕だけだろうか。
誰かに操作されまくるネット情報
グーグルの検索結果には、その人が調べたいことへの答えらしきものが表示されるが、その多くは「操作された答え」である。もっと言えば「誰かの利益になるように操作された答え」となる。
そして情報を操作しているサイトの割合は、年々上がってきている。
たとえば、「食べログ」などの比較サイトは、店舗側がお金を払えば高評価を買える。アマゾンのレビューも大量のサクラが金で買われているため、本当のユーザーがどれかは判別がつかない。
また、個人が運営するような口コミサイトでも、アフィリエイトの報酬額が高い商品ばかりを執拗におすすめしてくる。
育毛に関して、代表的なものはチャップアップだろう。
利益を追うのはいいとして、情報を歪めるなよ、と思う。
わかりやすいものが正しいもの
また、わかりやすいものばかりが好まれるのも問題だ。情報がたくさんあるから、難解なものを避け、わかりやすいものだけを目の前に並べることができる。
例えば「資本主義社会の構造と問題点」という、難解な言葉で書かれた10万文字の論文がネット上に公開されていたとする。もちろん図など一切なく、文字だけである。その横に「資本主義社会の構造と問題点を1000文字でわかりやすく解説!」という、写真や図がたくさん入ったネット記事があれば、あなたはそれを見てしまうのではないだろうか。さらに「資本主義社会の構造と問題点を1分でわかりやすく解説!」という動画があれば、そっちを再生してしまうだろう。「資本主義社会の構造と問題点を1分で解説する動画が「わかりやすい」と話題に!」という広告があれば、クリックしてしまうだろう。
わかりやすい方がみんな見てくれる。わかりやすくするのは悪いことではない。しかし、わかりやすいという事は、物事を誤解させる可能性もある。10万文字を1000文字に圧縮したら、どうしたって無理が出るし、ズレが生まれる。解釈も変わる。さらに、その記事を書いた人の利益になるように論旨が歪められる可能性もある。
育毛でいえば日本皮膚科学会が「男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」というものをネットに公開している。これは薄毛治療専門の医師が集まり、協議した結果出した、最新の薄毛治療の解説書である。これをもとに全国の医師が薄毛患者を診察する。つまり、これは薄毛で悩む人にとっての完璧な答えなのだが、残念なことに文字ばかりの資料で、読む気をなくす内容である。そもそも名前が長い。
これだけ重要な資料にも関わらず、薄毛に悩む人は「わかりにくい」という理由でその存在にすら気が付かない。「薄毛 治療」「ハゲ 治す」「育毛剤 おすすめ」などのワードでグーグル検索して、上位に表示されるわかりやすい内容のサイトで騙されて、高額なアルコール水を育毛剤だと信じて買うのだ。
騙されたと気づくまでは、「わかりやすさ」が「正しさ」にすり替わっている。
グーグルの検索結果に表示されるものの多くが「誰かの利益になるよう操作された情報」「わかりやすく加工された情報」そして「グーグルにお金を払っている企業の広告」なのである。信じられるのはウィキペディアぐらいか。いやいや、ウィキペディアも個人レベルで編集できてしまう。
インターネットの情報を信じるべきだろうか?
・「誰かの利益になるように操作された情報」か「わかりやすく加工された情報」ばかり検索される
・正しい情報が見つけられない
人間は利己の生き物
昔読んだ本に、人の体も、脳も、臓器も、すべて遺伝子の乗り物だと書いてあった。地球がどろどろの何だかよくわからない状態だった頃は、遺伝子は裸で存在していたらしい。そこから、自分を後世に残すためにバリアとして肉体ができ、その肉体が進化して様々な生き物になった(というようなことが書いてあったような気がするが、はっきり覚えていない。これも、わかりやすくするために誤解を生む好例かもしれない)。
つまり、人間という生き物は原則的に利己的であり、「自分」と「自分の子孫を残すために必要な人」以外は切って捨ててしまえるものなのだ。
これは教育がそもそもそうで、「みんなで助け合って幸せに」みたいな顔をした先生が言っていることは「勉強して他人を出し抜け」という事である。東大に全員が合格することはできない。限られた席を奪い合い、争うことが子供には宿命づけられている。
もっとひどいことに、幼いころは「夢を持て」「君の夢はなんだ」と言われ続けるのに、高校生になるころには「夢ばっかり見るな」とハシゴを外される。「どうしたらええねん」となっている所に受験戦争だ。「失敗したらホームレスだぞ」ばりのプレッシャーで勉強させられれば、「とりあえず自分だけでも受かれば…」と利己的な考えになってしまうだろう。
その考えのまま大学に入り、卒業して社会に出れば、食品の産地偽装・データの改ざん・横領などは「バレなければOK」になる。
インターネットにおいては、有益な情報を独占し、情報弱者を騙すことによって利益が生まれる。あるいは莫大なお金をかけて、自分の好きなように情報を操作できるプラットフォームを作ったものにお金が集まる。
最初の段階で、「情報かお金」があれば勝てるのである。情報の格差と富の格差は広がるばかりだ。誰もそこに遠慮はなく、チャンスがあればどんどん人を騙そうとする。
インターネットは、「自分だけ儲けたい」という利己的な心を増幅させる装置のように見える。
とはいえ、人間が利己だけではないということも次の記事で書こうと思う。
・教育システムが、利己的であることを推奨している
・インターネットは人の利己的な心を増幅させる
信じられるのは自分だけになった
僕たちが信じ切っているグーグル先生は、何を聞いても親切に教えてくれる。だから毎日、何回も先生に分からないことを聞きに行く。
しかし、先生は裏でお金をもらっていて、お金をくれた人の利益になるように子供たちに情報を与える。
あるいは、先生自身も気が付かないうちに、記憶を操作され、間違えた情報を話していることもある。
そろそろ僕たちは「先生ちょっとやばいかも」と気付くべきだ。
ちなみに、もしグーグル先生が死んでも次の先生がまた現れるだけなので意味はない。次の彼もまた賄賂をたっぷりもらうだろう。そのために先生になるのだから。
ということで、インターネットという仕組み自体が、もう限界なのではないだろうか。
続く。
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育毛剤を使ってはいけない。
病院と同じ治療を、自宅で、安く行う方法があるのだから。